牡羊座満月──いちばん勇敢な月が、いちばん夢見がちな星の真上で満ちる夜
9月27日(日)の午前1時49分、牡羊座で月が満ちます。
土曜の夜、日付が変わってすぐ。眠りに落ちるか落ちないかの時間に月がいっぱいになるのだと思うと、今夜は少しだけ長く起きていたくなります。
牡羊座は十二星座のいちばん最初の星座で、「私はこれがしたい」がまっすぐ出てくるところ。ですから毎年この満月は、自分の本音がくっきり見える夜です。迷っていたことに急に答えが出たり、ずっと我慢していた言葉が口から出たり。そういう満月なのです。
ところが今年の牡羊座満月は、様子がちがいます。
■ 月のすぐ隣に、夢の星がいます
今夜の月のすぐ隣、重なるほど近くに、海王星がいます。海王星は、夢と霧と涙をつかさどる星。目に見えるものより、目に見えないもののほうを大きくする星です。この星が牡羊座にいるのは150年ぶりのことで、前回は幕末から明治のはじめ。髪を結うのをやめて、はじめて洋服に袖を通した人たちの時代です。
つまり今夜は、「本音がはっきりする月」の真上に「霧の星」が重なっている、はじめての牡羊座満月。はっきりするはずのものが、今年だけは、ぼんやりした感覚のまま出てくるのだと思うのです。
■ ぼんやりしたままで
満月の夜、理由もなく涙が出る。急に昔の写真を見たくなる。何年も会っていない人の顔がふっと浮かぶ。答えを出そうとすればするほど、かえって霧が濃くなる。今夜は、そういうことが起きやすい夜です。
ふだんなら「なんではっきりしないの」と自分を責めたくなるところですが、今夜のぼんやりは、月からのものです。本音は、ちゃんと出てきています。ただ言葉の形になる前の、気配のような状態で出てきているだけ。だから今夜は、その気配を抱えたままでいいのです。決めるのも、選ぶのも、誰かに伝えるのも、全部あとでできます。
満月は手放しの時間でもあります。今年の牡羊座満月で手放すなら、「はっきりしてから動く」という決まりごと。牡羊座はもともと、先が見えないうちに一歩出す星座です。霧の中でも大丈夫、というやさしい勇気が、今年の牡羊座なのだと思います。
■ 牡羊座満月のあいだにすること
することはひとつだけ。窓を開けて月を見て、子どものころみたいに「ほんとはこれがほしい」と、心の中で言ってみる。ちゃんとした言葉になるより、ちょっと恥ずかしいくらいでちょうどいいのです。
それから、枕元にメモを置いて眠ってください。満月の瞬間は、眠っている時間。隣に夢の星がいるので、今夜見る夢はいつもより、月からの続きになります。朝になって覚えているものがあったら、寝ぼけたままで大丈夫ですから、書き留めておいてください。
■ 動くのは、28日から
満月の翌日、28日に、行動をつかさどる火星が獅子座に入ります。獅子座は、自分を外に向かって表す星座。空の流れが、その日から一気に外向きになります。
だから今夜は、感じるだけ。そして28日の朝、夜に浮かんだ気配か朝に覚えていた夢か、どちらかひとつを声に出してみてください。霧の中で受け取ったものを、次の日に火に手渡す。今年の牡羊座満月は、そういう二日がかりの満月なのだと、私は思っています。
満月のあとも、空は続きます。流星群、惑星のめぐり、日食月食。今月の夜空で、心に浴びたい星を。
→ 星浴カレンダー https://www.rosemary.ne.jp/healing/starbath.htm
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